取引の最後、決済・お引き渡し時の注意点

取引の最後、決済・お引き渡し時の注意点

いざ買い手と金額や諸条件がまとまり契約が済んだ後は、気持ち的にもホッとして安心すると思います。しかし、最後まで何が起こるかわからないのが不動産取引です。ここからは、取引の最後である、「決済・お引き渡し」に関して気をつけなければならないことを説明していきます。

基本的に室内は空の状態にする

お引き渡しが終わった後、明け渡したお部屋に残置物があるとトラブルの原因になります。基本的に売主は、お部屋の中に物がない状態で物件を引き渡さなければなりません。もしかしたら買主が使うかも?などとご好意で物を置いて行く売主がいますが、物を置いて行く場合には必ず買主又は、不動産屋と相談の上で置いて行く様にして下さい。

また、カーテンや照明、エアコンなど次の買主が使いそうなものに関しては、契約の段階で置いて行くかをしっかりと決めておきましょう。

住宅ローンを組んでいた場合は必要書類に注意が必要

基本的には決済時の持ち物は不動産屋がしっかりとアナウンスをしてくれるので問題ないですが、取得した書類などは事前に不動産屋に必ず確認してもらうようにしましょう。

特に気をつけなければならないのが、住宅ローンを組んでいた場合と、登記住所と現住所が違う場合です。

1.住宅ローンを組んでいた場合

住宅ローンを組んでいた場合には、決済と同時に不動産についている抵当権を抹消しなくてはなりません。実務的な事は司法書士が立ち会って行いますので問題ありませんが、必要書類に関しては売主が集めなければならないものがありますので注意が必要です。

基本的には、印鑑証明書や住民票などが必要になるケースが多いですが、公的な書類は「3ヶ月以内」に取得したものでないと無効になりますので注意して下さい。

2.登記住所と現住所が違う場合

この場合登記の流れとしては、まず登記住所を現住所へと移転し、その後で抵当権の抹消を行います。実務としては司法書士が合わせて行いますが売主が取得する書類には注意が必要です。

「登記住所から引越し(住民票の移転)が1度の時」

基本的には、住民票があれば大丈夫です。住民票には、現在の住所と、その1つ前の住所が記載されている為、1度の引越しであれば住民票だけで、登記住所から現住所までの履歴が確認できます。

「引越し(住民票の移転)が2回以上の場合」

この場合は、住民票と合わせて戸籍の付票が必要となります。戸籍の付票には、過去の住所移転の履歴が載っています。取得したら必ず、登記住所から現在の住所までの履歴が乗っているかを確認して下さい。また戸籍の付票に関しては、本籍地でないと取得ができない為、本籍が近くでない場合は、郵送での取り寄せなど時間がかかりますので、あらかじめ余裕を持って取得する様にしましょう。

「登記住所から現住所までの間に、住民票を海外に移していた期間がある場合」

この場合は取得する書類に関して特に注意が必要になります。この様な場合には、住民票や戸籍の付票だけでは現在までの繋がりが証明出来ないことがありますので、事前に不動産屋又は司法書士に相談し、必要な書類を確認する様にしましょう。

最後に

今回は、ご契約後の決済・お引渡しまでの間に気をつけなければならない点を説明しました。実際に決済・お引渡しの場で書類が足りず決済が出来ない。などということがない様、事前の準備から気をつけましょう。

  • 室内に残っているものがない様にする
  • 物を置いて行く場合には必ず不動産屋に相談をする
  • 必要書類を事前に確認しておく
  • 余裕を持って(決済・引渡し日から3ヶ月以内)書類を取得しておく
  • 取得した書類は当日までに必ず不動産屋に確認してもらう

上記の点に気をつけて最後までトラブルのない、気持ちの良いお取り引きになる様に努めましょう。

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